足場の仮設工事とは、工事そのものに直接かかわる工事ではなく
間接的に設置する工事を総称して呼びます。

工事全般にかかわるものを「共通仮設工事」といい
各工種専用のものを「直接仮設工事」といいます。

全体的な施工コストのなかでも、仮設工事の占める割合は比較的高く
さまざまな配慮を施しながら、適切で安全な計画がとても重要となります。

共通仮設工事

共通仮設には、覆屋（おおいや）※①、素屋根（すやね）※②のほか
隣地ら道路への危険防止や盗難対策のための仮囲いや
近隣への防音対策としての防音シート、落下物防止のための工事用シート
作業者の墜落災害防止のための水平に張られる安全ネットなどの施工があります。

※①・・主に神殿や文化財などを保護するために、それらを覆うようにした簡易な建設物のこと。
※②・・補修中の建物が雨風にさらされないように、建物全体を覆う仮設の全天候屋根のこと。

直接仮設工事

直接仮設には、おもに足場や持ち運びが可能な、高所作業用の簡易足場としての脚立
工事途中に荷重を支えるための支保工、作業時の汚れ、破損防止としての養生などがあります。
足場には、さまざまな種類があり、用途に応じて使い分けます。

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